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〈Chocolatier〉水原 雅代
〈Chocolatier〉水原 雅代
みずはら まさよ●初めて帽子を作ったのは小学校6年生の時。雑誌「装苑」を見てパターンを作り、遠足用のキャスケットを製作した。文化服装学院デザイン専攻科卒業。平田暁夫帽子教室にて帽子づくりを学び、1989年に帽子ブランド〈Chocolatier(ショコラティエ)〉を立ち上げる。

限りなく衣服に近い帽子を

 〈ショコラティエ〉のコンセプトを一言でいえば「限りなく衣服に近い帽子」です。もともとは洋服のデザインをしていた水原さんは、市販の帽子に違和感があったといいます。「もっとソフトで頭にフィットする、衣服の延長にあるような帽子を作りたい。そう思ってブランドを立ち上げました。衣服と帽子は同じものという発想なんです」。ブランド名には、パティシエがアーティスティックにチョコレートを作り上げるイメージを重ね合わせています。「それに、チョコレートって口に含むと誰もが笑顔になりますしね」
 帽子の持つ魅力について水原さんは、「帽子があるだけで、ファッションのトータルコーディネートとしての完成度が全然違います。自分のスタイルや個性を表現するアイテムとして、帽子は不可欠だと思いますね」と話します。そして帽子を採り入れることで、「自分の個性がいっそうお洒落にアピールでき、人生がより生き生きと楽しめるようになります」とアドバイスしてくれます。
 そんな水原さんが帽子のデザインでこだわっているのは、「使う人のハートに届いているかどうか」だそうです。「感情が入っていないデザインは、かぶっていただく方のハートに響きません。ですから、一つひとつ心を込めて作ることを、いつも心掛けています」と、言葉をかみしめます。

あなたにも必ず似合う帽子があります

 今回、『ハットマニア』に出品する帽子にも、ファッションには帽子が欠かせないこと、帽子によってさまざまな自分が演出できることを実感してもらえるようにしたと言います。
 自分には似合う帽子がないという人も多いですが、絶対に似合う帽子がありますと話す水原さん。「いろいろと試していただくと、必ずその方に似合う帽子があるんです。そんな帽子を見つけていただけると、お洒落も毎日の生活も断然楽しくなりますよ」。『ハットマニア』は、まだ自分に似合う帽子に出合っていない方にも、きっとすてきな出合いが待っているかもしれません。

 帽子を見ていただく方に対して水原さんは、「ご自分に似合う帽子を身に着けることは、新しい自分の発見にもつながると思います。帽子がその方の衣服の一部になることで、ファッションの楽しみが増え、心も豊かになるのではないでしょうか。特に〈ショコラティエ〉の布帛の帽子は、すべて手で裁断して一枚ずつ丁寧に作っていますから、かぶった時のフィット感を体感していただけたらうれしいです」と話し、笑顔を見せます。

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