Custom Order

唯一無二の帽子をあなたに/WABISABISM ワビサビズム/水沼 輝之

みずぬま・てるゆき●サロン・ド・シャポー学院で帽子作りを学び、型物帽子の魅力にのめりこむ。帽子製作会社勤務を経て2015年に独立。オリジナルブランド〈WABISABISM〉を製作する工房・水沼ハットを創業。木型製作から完成までを一人で行う、他に類を見ない帽子製作を追求している。

スペシャルインタビュームービー フルオーダーとセミオーダーの流れ

自分が味わった感動をお客さまにも

帽子作りを知っている人ほど、江戸切子の柄や羽根の形が浮き出した水沼さんの帽子を見て「どうやって作ったのですか?」と驚かれるそうです。そのサプライズこそ、木型作りから帽子製作までを一人で完結する、〈WABISABISM〉ブランドの真骨頂です。木型を彫り出すことで柄を浮き出させるそれらの帽子は、彫刻的な帽子という意味を込め、「スカルプチャーハット」と水沼さんは呼んでいます。

世界的に、木型職人と帽子職人は分業化されているのが普通です。「でも僕の場合、納得のいく帽子を作るために木型作りからすべてやりたいと思い、この手法に辿り着きました」。そして、木型から作り自分の頭にぴったりの帽子をかぶった時の、言葉では言い表せないほどのフィット感を味わった感動が、今の水沼さんの帽子作りの手法を決定づけました。

オーダーメイドにこだわる理由もそこにあります。量産にもきちんと対応できる職人技を持ちながら、かぶった方が感動するほどの一点ものの帽子にこだわる水沼さん。「自分が味わった感動を、オーダーメイドで、一人でも多くのお客さまに味わっていただきたい。それが、帽子職人としての一番の想いなのです」

そこで水沼さんは、前回の『ハットマニア』で対応したフルオーダーの注文に加え、今回はセミオーダーの注文にも応えていくことにしています。頭のサイズを測定することから始めるフルオーダーに比べ、あらかじめ用意された頭とつばの木型を組み合わせてカスタマイズできるセミオーダーは、より短い製作期間で、しかもリーズナブルにお客さまの希望に沿った帽子がお作りできます」

ライフスタイルに溶け込む帽子を

『ハットマニア』のセミオーダーのために、水沼さんは頭の木型に「丸」「丸角」「角かんかん」の3種類を、そして、つばの木型に「平つば」「クロッシェのダウン」「アシンメトリー」の3種類を用意。9パターンの組み合わせの中から、好みの帽子を選べるようにします。

「素材も天然素材のラビットフェルトやウールフェルトなどからお選びいただけ、色もお好みで決めていただけます。特にラビットは軽く、光沢がとても素敵なのでお勧めです。これからの季節は、本パナマやシゾールもいい素材ですので、一緒にお話をしながら作り上げていければと思っています」と笑顔を見せる水沼さん。つばの幅も自由に変えられ、飾りのリボンやコード(紐)も自由に組み合わせることができるので、楽しい帽子作りになりそうです。

ところで〈WABISABISM〉の帽子を見ていると、どれも鳩目が付いていることに気付きます。その理由について水沼さんは、「一つひとつ心を込めて作っていますので、僕の帽子はかぶるだけでなく、見ても楽しんでもらいたいという想いから、壁に掛けられるようデザインしています」とのこと。たとえば玄関の壁に飾って、出掛ける時は洋服を選び、靴を履き、最後に帽子をコーディネートしてドアを開ける。帰宅したら帽子を壁に掛け、靴を脱いで、家の中に入る。そんな風に、ライフスタイルに自分の帽子が溶け込んでほしいという願いを、小さな鳩目に込めているそうです。

『ハットマニア』では、帽子にこだわりのある方とお話しできるのが何よりうれしいという水沼さん。「今回もそんなお客さまにお会いできるのを楽しみにしています。そして、あなただけのオンリーワンの帽子を、ぜひ作らせていただければと思っています」

フルオーダーとセミオーダーの流れ

フルオーダーメイド

お客様専用の木型から作ります

  • 採寸
    頭の形、高さなどを頭部計測器
    (コンフォマーター)などで採寸
  • 木型製作
    採寸したサイズを基に
    木型を作ります
  • 装飾選び
    素材、色、大きさ、リボンなどを選びます
  • 製 作

  • 完 成

セミオーダーメイド

既存の木型を使用して作ります

  • 木型選び
    既存の木型(頭3型、ツバ3型)の中から、好みの組み合わせを選ぶ
  • 装飾選び
    素材、色、大きさ、リボンなどを選びます
  • 製 作

  • 完 成

Special Interview Movie

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